頭皮セルフチェックの習慣|秋の抜け毛が気になる方へ|奈良・結崎

SOKOKARA結崎院 - 洗面台の鏡で分け目を広げて自分の頭皮の状態を確認する人のイメージ

「今朝、排水口の抜け毛がいつもより多かった気がする」「分け目の地肌、前からこんなに見えてたっけ」——9月に入ると、こうしたご相談が増えます。ただ、いざ気になり出すと、今の自分の頭皮が普通なのかどうかが分からず、そこでモヤモヤしたまま時間が過ぎてしまう方が多いように思います。

そこでこの記事では、奈良・磯城郡川西町結崎の育毛鍼灸院SOKOKARAが、自宅の洗面台でできる頭皮のセルフチェックを道具のいらない範囲で整理し、あわせてセルフチェックでは分からないこと皮膚科など専門医に相談したほうがよい目安もはっきりお伝えします。特別なことは書いていません。「それはそうだよね」と頷ける当たり前の話が中心です。

目次

まず、9月に抜け毛が増えるのは珍しいことではありません

一般に、秋は一年のなかでも抜け毛が多く感じられる季節と言われています。おおよそ9月から11月にかけて増え、その後ゆるやかに落ち着いていく、という説明がよくされます。

理由としてよく挙げられるのは、夏のあいだの紫外線・汗・皮脂、冷房による乾燥、夏バテによる食事の偏りや寝苦しさなどの積み重ねです。髪には生え替わりの周期があり、いま抜けている髪は数か月前の状態を映していると考えると、夏の疲れが秋に表れるという流れは理屈として自然です(→ヘアサイクル(毛周期)の基本秋の抜け毛は夏から始まる)。

ですので、9月に「増えた気がする」こと自体は、それだけで慌てる話ではありません。大事なのは、その増え方が季節のゆらぎの範囲なのか、それとも別の背景があるのかを、感覚ではなく手がかりを持って見ていくことです。そのための道具が、これからご紹介するセルフチェックです。

チェック1:抜けた髪を、捨てる前に一本だけ見てみる

いちばん手軽なのが、抜けた髪そのものを見ることです。排水口やブラシに絡んだ髪を、捨てる前に一本つまんで、明るいところで根元を見てみてください。

  • 根元がマッチ棒のように少しふくらんでいる:一般に、役目を終えて自然に抜けた髪の形として説明されるものです
  • 白い塊がついている:これは「毛根鞘(もうこんしょう)」と呼ばれる、髪を頭皮に固定していた組織だと説明されます。ついていること自体は珍しくありません
  • 根元が細く尖っている・ふくらみがはっきりしない髪が目立つ:育ちきる前に抜けている本数が多いのかもしれない、という見方をされることがあります

ここで大切なのは、一本だけを見て決めつけないことです。誰の頭からも、いろいろな段階の髪が毎日抜けています。細い髪が一本あったからどう、という話ではなく、「細くて短い髪ばかりが目立つ」といった全体の傾向を何日か続けて見るくらいの気持ちがちょうどよいと思います。本数も、シャンプーした日としない日、ブラッシングの回数で変わります。1日だけの本数で判断しない——これが、セルフチェックでいちばん外してはいけない前提です。

チェック2:頭皮の色を、月に一度でいいので見る

次に、鏡の前で分け目を指で広げて、地肌の色を見てみてください。スマホのライトを当てるか、洗面台の照明の下だと見やすくなります。

一般には、青白い〜白っぽい色が落ち着いた状態、赤み・茶色っぽさ・黄色っぽさが出ているときは、日焼け・皮脂・かゆみなど何らかの刺激が起きているサインとして説明されることが多いようです。

とはいえ、色は照明・カメラ・肌質でずいぶん違って見えます。他人と比べる意味はほとんどなく、意味があるのは自分の先月と比べることです。同じ洗面台、同じ時間帯、同じ分け目で、月に一度スマホで撮っておくだけで十分。「なんとなく赤い気がする」が「先月より赤い」に変わるだけで、判断の質がぐっと上がります。

なお、赤み・かゆみ・フケ・ベタつきが続く場合は、頭皮そのもののトラブルとして扱ったほうがよい段階です。この場合は自己流のケアを重ねるより、先に皮膚科でみてもらったほうが早いことが多いです(→脂漏性皮膚炎と育毛鍼灸)。

チェック3:頭皮の動き方を、指で確かめる

鍼灸の立場からいちばんお伝えしたいのが、この項目です。

両手の指の腹を頭に置き、爪を立てずに、皮膚そのものを骨の上で動かすつもりでゆっくり大きく円を描いてみてください。指が髪の上を滑るのではなく、下の皮膚が一緒に動いている感覚があれば、ひとまず動きのある状態です。

逆に、頭頂部でほとんど動かない・つまめない、側頭部(耳の上あたり)に比べて頭のてっぺんだけ張っている、という感じ方をされる方もいます。頭皮は薄い皮膚と筋膜が骨の上にのっているだけですから、首や肩のこわばり、食いしばり、長時間のうつむき姿勢の影響を受けやすい場所です。

「頭皮が硬い=薄くなる」と単純に言い切れるものではありませんし、もともとの個人差もあります。ただ、血流が滞れば、栄養も酸素も届きにくくなる——これはどなたにも納得いただける話だと思います。当院で頭だけでなく首・肩・背中まで診るのは、この当たり前の理屈に沿ってのことです(→ストレスと薄毛・自律神経の関係)。

チェック4:「どこが」薄く見えるかを、場所で捉える

全体の印象だけでなく、薄く見えるのが「どこか」を意識すると、状況の整理がしやすくなります。一般には、次のような分け方がよく紹介されます。

  • 分け目・頭頂部が中心:分け目の幅が少しずつ広がっていくタイプ(→つむじ・頭頂部の薄毛
  • 生え際・こめかみが中心:前から後ろへ後退していくタイプ(→M字・生え際の薄毛
  • 境目がなく、頭全体が均等にまばら:どこが特に、とは言いにくいタイプ(→びまん性脱毛症
  • 丸く境目のはっきりした部分がある:この場合は、様子を見るより先に皮膚科です(→円形脱毛症と鍼灸

ここも、あくまで「整理のための見取り図」です。実際には重なることもありますし、髪以外の背景(ホルモンの変化、鉄などの不足、甲状腺のはたらきなど)が関わっている場合もあります。それらは血液検査など医療機関でしか分からないことです(→甲状腺と髪)。

セルフチェックで「分からないこと」をはっきりさせておく

ここは正直に書いておきたいところです。上に挙げた4つは、いずれも自分の状態を経過として記録するためのものであって、原因を特定するものではありません

頭皮の色を見ても、髪が細くなった理由までは分かりません。抜け毛の毛根を見ても、それがAGA・FAGAによるものか、季節のゆらぎか、栄養やホルモンの変化かは判別できません。鍼灸院でも同じです。当院で頭皮を見せていただいても、診断はできませんし、血液の数値も分かりません。

ですから、セルフチェックの役割は「自分で答えを出すこと」ではなく、相談するときに材料を持っていけることだと考えています。「なんとなく心配で」より「7月から気になり始めて、2か月経っても戻らない」と言えたほうが、皮膚科でも当院でも話がずっと早く進みます。

皮膚科など専門医に相談する目安

次のような段階になっているときは、セルフケアを重ねるより、先に医療機関で相談されることをおすすめしています。

  • 抜け毛が増えた感じが、数か月経っても戻らない(季節性であれば、多くは1〜3か月ほどで落ち着いていくと説明されます)
  • 特定の場所だけが目立って薄くなり、範囲が広がってきている
  • 丸く境目のはっきりした脱毛がある
  • 頭皮に赤み・かゆみ・痛み・じくじくした湿疹を伴う
  • 髪以外にも、強いだるさ・むくみ・急な体重の変化など体調の変化が重なっている

受診されたうえで、お薬が始まったり経過観察になったりした場合も、当院に通っていただくことは問題ありません。むしろ並行して取り組まれる方が多いです。ただし、処方されたお薬を自己判断でやめないことは、いつもお願いしています。何か気になることがあれば、その判断はご自身でなさらず、処方された先生にそのままお伝えください(→皮膚科と育毛鍼灸の組み合わせ方)。

チェックを「続けられる形」にする

セルフチェックは、やり方より続け方のほうが難しいものです。気になった週だけ毎日鏡を覗き込み、余計に不安になってやめてしまう——これがいちばんもったいないパターンです。おすすめは、次のくらいのゆるさです。

  • 月に一度、同じ場所・同じ照明で、分け目をスマホで1枚撮る(比較できるのはこれだけで十分です)
  • 週に一度、シャンプーのついでに指の腹で頭皮を動かして、張り具合をなんとなく覚えておく
  • 抜け毛は数えない。「先月と比べてどうか」だけでよく、本数を毎日数えると気持ちのほうが先に疲れます

毎日数えることは、ご本人の負担が大きいわりに得られる情報が少ないと感じています。不安を増やすためではなく、落ち着いて経過を見るために使っていただくのが、この習慣のいちばんよい使い方です。そのうえで、睡眠・食事・頭皮環境といった土台が整っているほど、経過も見やすくなります(→睡眠の質と髪の関係髪と食事・栄養素シャンプー選びと頭皮環境)。

当院での見方と、ご自宅でのチェックの関係

当院では、初回に髪と頭皮の状態、お困りの経過、生活の状況を伺ったうえで、頭だけでなく首・肩・背中のこわばりまで含めて確認します。東洋医学では「髪は血の余り」といって、体に余裕があってはじめて末端の髪まで栄養が回ると考えます(→東洋医学から見る髪と「血」「腎」)。

髪の変化はゆっくりしたものですから、施術のたびに大きな違いが出るものではありません。だからこそ、ご自宅で月に一度撮っていただいた写真が、経過を一緒に見ていくうえで役に立ちます。ご自宅のチェックと院での確認は、どちらが優れているという話ではなく、役割が違うものだとお考えください。感じ方や現れ方には個人差があり、通われる頻度や期間の目安もお一人ずつ違います(→育毛鍼灸の頻度と期間施術の流れ)。

よくあるご質問

Q. 1日に何本まで抜けるのが普通ですか?

A. 一般には1日に数十本〜100本前後という説明がよくされますが、髪の量・長さ・洗う頻度で大きく変わります。数字そのものより、ご自身のいつもと比べてどうかのほうが参考になります。詳しくはヘアサイクルの記事でも触れています。

Q. 秋の抜け毛は、いつごろ落ち着きますか?

A. 季節によるものであれば、1〜3か月ほどでゆるやかに戻っていくと説明されることが多いです。ただし個人差があり、年内いっぱい様子を見ても戻らないときは、季節以外の背景も考えて、一度皮膚科でご相談ください。

Q. 頭皮が硬いと言われました。マッサージすれば柔らかくなりますか?

A. 気持ちよい程度に指の腹で動かすのは、続けやすいセルフケアだと思います。ただし、爪を立てる・強く擦る・長時間やりすぎるのは頭皮の負担になります。「気持ちいい」を超えないことが目安です。頭皮のツボについては頭皮ツボ押し5選もご覧ください。

Q. 写真を撮ると、余計に落ち込みそうです。

A. その感覚はよく分かります。無理に撮る必要はありません。撮る場合も月に一度だけと決めて、普段は見ないでおくくらいがちょうどよいです。毎日確認することが、かえって気持ちの負担になる方は少なくありません。

Q. セルフチェックで気になる点があれば、鍼灸院と皮膚科のどちらに行けばよいですか?

A. 丸い脱毛・赤み・かゆみ・痛みなど頭皮そのものに変化があるとき、急に進んでいるときは皮膚科が先です。そうした所見がなく「体の調子とあわせて整えたい」という段階であれば、当院でも承ります。判断に迷われる場合は、ご予約前にLINEでご相談いただいて構いません。

ご予約・院のご案内

SOKOKARA鍼灸整体院 結崎院は、近鉄結崎駅から徒歩5分。完全予約制・ベッド1台の落ち着いた空間で、おひとりずつ丁寧に向き合う育毛鍼灸院です。

  • 院長:藤武 智
  • アクセス:奈良県磯城郡川西町結崎(近鉄結崎駅 徒歩5分)
  • 営業時間:10:00〜24:00
  • 休診日:木・日・祝
  • ご予約:LINEのみ(完全予約制)
  • 育毛鍼灸:初回体験 5,000円/通常 16,500円(別途 初診料 3,000円)

夜遅い時間まで営業しているため、お仕事帰りやお子さんが寝てからでも通いやすいとお声をいただきます。大阪・京都・兵庫など関西各地からも通っていただいています。「まだ相談するほどではないかもしれないけれど、気になり始めた」という段階でも構いません。

▼ ご予約はLINEから
https://lin.ee/wAvjldM

関連ページもあわせてご覧ください。

※本記事は一般的な情報および東洋医学の考え方をご紹介したものであり、効果効能を保証するものではありません。現れ方や感じ方には個人差があります。頭皮や体調に関する診断・お薬のご判断は、医療機関にご相談ください。

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